Vergilの独り言

語彙力の無さに定評のある、社会人兼どマイナーweb物書きオタクの独り言的な何か。映像作品の感想(とすら呼べるか怪しいもの)を不定期で投稿していきます

(微ネタバレ有り)映画感想 其の3 『ゾンビ・ガール(原題:Burying The EX)』

どうも、バージルです。

 

ブログもどきを始めてもう一週以上が経ち、なんと総閲覧数が100を超えました。

これも物好きな皆様(失礼)のおかげです。本当にありがとうございます。

 

さて、今回は、とある事情によりBDを衝動買いしてしまった映画の感想を書かせていただきます。

 

その映画とはこちら↓

 

『ゾンビ・ガール(原題:Burying The EX)』

 

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この邦題から溢れ出るバカ映画感、最高でしょう?(褒め言葉)

ところでこれ、原題はどういう意味なんでしょうかね……?分かる人は教えていただきたい(´・∀・`)

 

  • 凄く笑える正統派コメディ

簡単に言うと、ちょっと軟弱な主人公が、ゾンビになってもまだ纏わり付いてくる束縛の強い元カノから解放されるため、そして新しいガールフレンドとハッピーエンドを迎えるために奮闘する、といった感じの物語。

 

あまりにも馬鹿馬鹿しい内容かと思われるでしょうが、これが意外にも面白く、最後まで普通に笑って見ていられました。出来のいいコントを映画として見てるような気分でした。

作り的には王道で、なんとなく先が読めていても思わず入り込んでしまうような手堅さがあり、意外とちゃんと考えて作られていたんだな〜とも思いました。

いや、すいません、やっぱりたぶん考えてないです(´-ω-`)

 

劇中にはかのジョージ・A・ロメロ(故)の傑作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」とか(しかも墓場で上映会とか粋なことやってる!)の映像が流れていたり、台詞にもティム・バートンの名前が出てきたりと、監督や脚本の遊び心が垣間見得たりして、その辺も好ポイントでした。

 

また、このアホらしい設定の物語が最後まで飽きずに見られたのは、やはり途中からゾンビとして大暴れする元カノのキャラクターの強さがあったからだと思います。

これについては、筆者がこの作品を購入するきっかけになった点を交えて書かせてもらおうと思います。

 

  • 吹き替え声優が豪華!!←超重要

筆者はこの映画、初見にも関わらず吹き替えで観させていただきました。

というのも、この映画を買ったそもそもの理由が、吹き替えを務めていた声優陣の方々(正確にはその中の一人)が目当てであったからなのです。

 

まず、主人公マックスに日野聡さん。

自分としては、遊戯王AVのベクターの怪演が強く印象に残ってます。な〜〜んちゃってっ!!

 

次に、ヒロインのオリヴィアを演じる能登麻美子さん。

能登可愛いよ能登」という名言が存在するくらい、魅力的な癒し系ボイスをお持ちの方ですね。最近だとFGO(知らない人はggr)での活躍が目立っている気がします。

 

そして今作のもう一人のヒロイン(?)にして悪役(?)のエヴリンの声を担当した、名塚佳織さん!(大拍手)

 

実は筆者、「ガールフレンド(仮)」というゲームを昔やってまして(今はFGOに乗り換えてしまいました……orz)、そこでの本命が、名塚さん演じる村上文緒という女の子だったわけです↓こんな娘

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はあ、可愛い……(心の声)

 

で。

 

彼女の声を務めている名塚佳織さんは、舞台やアニメでもたくさんご活躍されている方で、筆者も凄い好きな女性声優さんの一人なんです。

そして名塚さんがこの映画に出演されていると知り、筆者はついにBDを購入するに至ったというわけです。しかもわざわざAmazonで!

 

凄いでしょ〜? 馬鹿でしょ〜? ただのキモオタでしょ〜?

でも、そのおかげで意外な良作に出会うことができたので、自分としてはなんの後悔もないです。むしろ自分の決断が誇らしいです(何が)

 

そんなわけで、豪華かつ実力のある声優陣により、吹き替え版は大変楽しい事になっておりました。

とりわけ、名塚さんの名演によって、この映画が更に面白おかしく楽しい物になったと、筆者は強く思っています(決して贔屓とかじゃないよ!ほんとだよ!)

 

  • 名塚ワールド全開

筆者が名塚さんが演じたキャラクターで印象に残っているものと言えば、先述した「ガールフレンド(仮)」の村上文緒が一番ですが、他には「アマガミ」の絢辻司、「のんのんびより」の宮内一穂、「コードギアス 反逆のルルーシュ」のナナリー・ランペルージ、あたりでしょうか。

 

たぶん他にもいる気がしますが、たくさん役をやられているので挙げていったらキリがないような気もするし、そもそもアニメ自体を筆者がそこまで多く見てるわけでもないという事情もあるので、とりあえずはこの辺で。

 

この「ゾンビ・ガール」で名塚さんが声を担当されたエヴリンも、これまでとは全く違う意味で鮮烈に記憶に焼きついたキャラクターになりました。

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もうこの人↑、凄いハジけっぷり。

 

アメリカ映画にありがちな低俗な下ネタから、ドスの利いた声から叫び声まで、筆者がこれまで聞いたことも無いような面をたくさん見せてくれました。

 

特にあの、あの綺麗な声で何回も「セックス」とか「ふにゃちん」とか「ヤる」とか堂々と言っていたところはもう……なんていうか、ふふ……下品なんですが……

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なんとなく、吉良吉影の気持ちが分かった気がします(分かってない)。

 

話を戻して、たぶん本人もあんまりやったことないような役だったと思いますが、非常に楽しんで演じられていたのが分かる好演ぶりでした。

最初は「ウゼェ〜めんどくせえ〜」としか思えなかったエヴリンも、ゾンビになってからは、面倒なところは変わらないものの段々と憎めなくなってきたってんだからまあ不思議。

それは脚本と女優の力と、吹き替えをされた名塚さんの振り切った芝居の為せる技であったんだと、筆者は思っています。

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特に、名塚さんのゲロボイスが聞けるなんて、この映画くらいのもんだと思います(マニアック)。

 

普段のイメージから微塵も想像できない過激な演技のオンパレードに、ギャップが有り過ぎて笑わせてもらったと同時に、役者としての幅の広さに感服させられました。流石です、名塚さん!(゚∀゚)

 

  • 総評

皆様お気づきでしょうか。

 

ここまでほとんど、声優の名塚佳織さんの話しかしていないということに!!(ドンッ)

筆者は初見が吹き替えであったことと、単純に名塚さんのファンということでこんな感じになってしまいましたが、本当にとても良かったので、いきなり吹き替えで見てみることも改めて強く勧めておきます。

 

さて、ここでの映画の感想をまとめると、馬鹿馬鹿しいながらも意外にしっかり笑えるツボは抑えていて、一本のコメディ映画として最後まで飽きずに気楽に楽しむ事ができました。

ゾンビを題材にした映画ですが、グロいシーンやビックリシーンはほとんどなく、あるところもかなり控えめに(筆者基準)描写されているので、身構える必要もなくサクッと楽しめるかと。

 

時間も90分ちょいとお手軽なので、スナック感覚で観るには相当にオススメ。笑いとゾンビ、両方欲しいと思っている、そんな人にオススメです(希少種)。

 

あと、名塚佳織ファンは必見。彼女の新しい一面が見られるぞ!

名塚ゾンビが観られるのはこの映画だけ!!

 

では、いつも以上に趣味全開な記事になってしまいましたが、この辺で。

 

ありがとうございました。また次の作品でお会いしましょう。