Vergilの独り言

語彙力の無さに定評のある、社会人兼どマイナーweb物書きオタクの独り言的な何か。映像作品の感想(とすら呼べるか怪しいもの)を不定期で投稿していきます

(ネタバレ注意)映画感想 其の9 『スキップ・トレース(原題:Skiptrace、絶地逃亡)』

どうも、バージルです。

 

この記事で取り上げる記念すべき十作目まであと一作という九作目。

 

今回は、誰もが知っているあの超有名アクション俳優の最新作となる、こちらの作品の感想となります。

 

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スキップ・トレース(原題:Skiptrace、絶地逃亡)』

 

ジャッキー・チェンジョニー・ノックスヴィル主演のアクション映画。

 

筆者にとっては、BDで買って観た『ライジング・ドラゴン』以来数年ぶりとなるジャッキー映画でした。

 

  • 安心感のある、いつものジャッキー映画

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これまでジャッキー映画を観たことある人なら分かると思いますが、今作もいつも通りな感じで、安心して気楽に楽しめる作品になっておりました。

 

ちょっと脱線しますが、筆者は昔よくジャッキーの映画を観ていました。友人に大好きな奴がいて、そいつとジャッキーの話をしたり、映画を一緒に観たりしていました。

中でもお気に入りは『ドランクモンキー 酔拳』、『プロジェクトA』、『レッド・ブロンクス』、『ラッシュアワー』、『タキシード』なとですかね。たぶん、思い出せないだけで、まだまだ好きだった作品はあったような気もしますが。というかまあ、そもそもジャッキーの映画はほとんど好きではあるんですけどね……(´ω`)

 

ジャッキーといえば、コミカルな要素を多分に織り交ぜたアクションシーンが真骨頂。

椅子とかのアイテムを上手く使って、小気味良いリズムでちょくちょく笑える描写を盛り込みながら展開されるアクションは、観ていて非常に楽しく感じられます。

単純明快で痛快なストーリーもさることながら、そういった娯楽性を高めたアクションがあったからこそ、ジャッキーは大スターの座を勝ち取ることができたんだと思います。

 

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さて、そういったこれまでの特徴をまとめてきた上で今作を振り返ってみると、やはり“お約束”というか“定番”的な要素はしっかりと守られていたように思いました。

 

そして今回は、今までにも何作かあったジャッキーともう一人が組んで活躍する所謂“バディ物”であり、そのせいもあってコメディな感じが多かったように思います。

 

主人公となるジャッキー演じるベニーは、真面目な堅物の刑事といった風なキャラクターで、対するコナーは、ジョークとスリと裏切りが得意な悪い男と、対照的なキャラクターが紆余曲折を経て信頼関係を築き上げるという展開はベッタベタながらも王道的で、とてもよかったと思います。

 

最初は喧嘩ばかり(刑事と犯罪者という立場だから当たり前ではありますが)していたのに、自国の香港に帰る旅の途中でいろんな国に寄っていろんな事をする内に、友情ともまた違う想いを抱くようになったんでしょうねえ。旅って素敵(小並感)

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しかし今作、単純ではあるのですが少し捻りを加えて一辺倒ではない作風になっており、それが良いようにも悪いようにも思えました。

 

まず、必要の無いシーンが多い。そして無駄に長い(笑)。

 

別作品の話になりますが、ムエタイ旋風を巻き起こしたかのトニー・ジャー主演の『マッハ!!!!!!!』の2、3作目でも感じたことなんですが、なんか文化とか風習を見せるシーンがやたら多い!

泥祭りとか民謡とか、見せるにしてもサラッと流していいんじゃってところを結構な尺取ってやっていたので、地元民でもない筆者としては、ちょっと退屈に思えてしまいました……

束の間の休息と平和ってのを描きたかったのは分かるんですが、ちと長すぎたような……(^^;)

 

逆に良かった点としては、ストーリーの展開に工夫が見られた点。

 

物語冒頭、ジャッキーの相棒が暗黒街のボスの策略によって死亡するんですが、その相棒がなんと実は生きており(残念だったな、トリックだよbyベネット)、しかも長年復讐のために探し続けていたボスそのものであったことが判明します。

 

死んでた奴が実は生きていて、しかも敵のボスだった、という意外性のある(ぶっちゃけありがち)な展開は、正直ジャッキー映画にはそんなに多くなかったような記憶があって、「あ〜頑張ってんな〜」って謎の上から目線で感心しました。

ジャッキー映画を今まで観てきた人にも、結構新鮮な感覚で楽しめたのではないでしょうか。

 

主演の二人はもちろんのこと、筆者が個人的にめっちゃ目が行ったのが、女性陣の存在。

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みんな、美人だった(小学生並の感想)

筆者としては、男らしすぎるロシア女(↑の右上の人)とか、強いし勇ましいしスタイル良いしでかなーりツボでしたね(゚∀゚)

 

しかしなにより、ファン・ビンビンがやっぱり凄かった←ビンビンって凄い名前だな

 

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トランスフォーマー ロストエイジ』や『X-MEN フューチャー&パスト』など、ハリウッドの超大作でも活躍するアジア人の女優なんですが、そらもう凄いべっぴんさんでした。美しいという言葉がピッタリな人です。

 

あまり言葉で飾ってもむしろ汚れるだけなので、その美しさはぜひ自分の目でお確かめください!(露骨な宣伝)

 

  • 総評

まとめますと、なんだか必要性があまり感じられないようなシーンが多い印象で、マイナス点も多かったですが、概ねは楽しむことができた映画かな〜、という感じです。

 

ジャッキーが好きな人、あるいはドタバタなバディ物が好きな人にはいいと思います。

 

しかし、残念ながらアクションに期待して見ると、ちょっと肩透かしを喰らうかも……

さすがのジャッキーも寄る年波には勝てずなのか、もちろんハイレベルな水準は満たしているものの、昔からの衰えを感じざるを得ませんでした。

 

でも筆者は、いつまでも果敢にアクションに挑戦し続けるそんなジャッキーを応援したいです。12月にもまた新作があるらしいので、都合が良ければぜひそちらも行きたいですね〜。

 

さて、それでは今回はこの辺で。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。また次の作品でお会いしましょう。